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Offshore
independent music, art, books and designs from Asia
アジアのインディペンデントカルチャー、音楽、本、デザイン、アートなど

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

event:『dj sniff、ダウトミュージックを斬る。』リリース記念LIVE大阪

2014/07/05(sat) at Namba Rockets
出演:
dj sniff
mn - T.美川(INCAPACITANTS/非常階段)+沼田順(doubtmusic)
半野田拓
bonanzas
和田晋侍

DJ:アオツキ書房

open 16:00 / start 16:30
前売2500円 当日2800円(共にドリンク代別)
ローソンチケット 54022
予約・お問い合わせは件名を『dj sniff』としてinfo.offshoremcc@gmail.comまで。
presented by HOP KEN + Offshore

dj sniff インタビュー
Offshore:アムステルダムから香港に移住した音楽家dj sniffと中華を食べながら。海外の実験音楽、文化、暮らしの話



Liquefaction / 液状化 from dj sniff on Vimeo.

タイの特殊な音楽フェス“STONE FREE”ータイバンドシーンを支えるオーガナイザー3人に会ってきた。

タイで毎年乾季に開催されるSTONE FREE MUSIC FESTIVAL。まだ私もこのフェスに参加したことはないが、聞くウワサすべて皆絶賛しており、そしてfacebookで見かけた「こんなところでフェスをやってるのか?!」と驚く写真たち。今年2014年1月のSTONE FREEも残念ながら逃してしまったが、次回のSTONE FREEは必ず参加してみたい。しかしオーガナイザーにまず会って、いったいどんな人がオーガナイズしているのか、そしてなんでこんなヘンテコな場所で音楽フェスをやってるのか、どういう意図でやってるのか、質問してきました。
日本はいよいよ夏、音楽フェスシーズン。日本のフェスが飽きてきた方は、アジアのフェスを探ってみるのはどうだろう?

STONE FREEで演奏中、Desktop ErrorのLekの足下。エフェクターを踏むのも大変そうだが、特にLek始めDesktop Errorは『大好きなフェス』らしい。ーphoto by Nu Q Jack syn (STONE FREEのfacebookページ、photo album『Stone Free 3』より)

STONE FREE MUSIC FESTIVAL オフィシャルFacebookページ
https://www.facebook.com/StoneFreeMusicFestival


STONE FREEのfacebookページではたくさん写真が見られます。
https://www.facebook.com/StoneFreeMusicFestival/photos_stream

インタビューに参加してくれたSTONE FREE MUSIC FESTIVALのオーガナイザー3人、左よりPok(ポック)、Tum(タム)、Nui(ヌイ)。
2014年2月24日、バンコクのHOUSE RCAにて取材。




■ライブハウスで聴く音じゃなくて、新しいサウンドで聴ける場所を探した

Pok:STONE FREEにはまだ来たことないんですよね?

──そうなんです。次はぜひ行きたいと思ってます。

Pok:絶対来るべきですよ!

──昔、Desktop ErrorにSTONE FREEはすごく面白いフェスだって聞いたんですよ。なのでオーガナイザーに話を聞いてみたいと思って。Desktop ErrorのLekが見せてくれた写真も素晴らしかったし、FacebookでSTONE FREE FESTIVALの写真をたくさん見ました。すごく個性的で変てこで素晴らしい景色の場所でやってますが、あの場所はどうやって見つけたんですか?

アムステルダムから香港に移住した音楽家dj sniffと中華を食べながら。海外の実験音楽、文化、暮らしの話

現地のことは現地人に聞くのが一番だが、同じ国で育った日本人の解釈は、現地の文化やシーンを客観的に教えてくれる。今回は、現在香港在住でその前はアムステルダムに長年住んでいたdj sniffに話を聞きに行った。
ターンテーブル奏者として音楽をつくる側のアーティストでありながら、アムステルダムのSTEIMに7年間在籍。企画者やキュレーターとしての側面も持つ、dj sniffこと水田拓郎氏。香港に移住して約1年半。香港の芸術系大学にて客員助教授を務め、アートや前衛音楽を勉強する学生たちに講義を行なう。
twitterでアポを取りつけて、まずはdj sniff先生の授業を見学。(しかし30分遅刻しました。dj sniff先生、すみませんでした。)
授業見学ののち、dj sniffの活動経歴や考え、世界の実験音楽シーンについて聞いてみた。世界を渡り歩いてきたdj sniffは、香港の実験音楽シーンをどう見ているのか。中華料理レストランで少し遅い昼食を取りながら、そして、海外移住をぼんやりと目論んでいる私の人生相談も含みながらの、対談形式インタビュー。ぜひ、dj sniffの音源作品をBGMに読んでみて欲しい。しかし、細やかな展開が気になって音に集中してしまうことは必至だが。

dj sniff http://djsniff.com/





(dj sniffと中華を食べた日:2014年2月20日)

Offshore山本(以下、山本):日本にはいつぐらいまで住んでいたんですか?

dj sniff:もう11年住んでないですね。2002年の夏に離れて、最初NYに行って勉強して。NYに3年住んでからオランダに行きました。

山本:NYには音楽の勉強しに行ったんですか?

dj sniff:音楽と言うより、ニューメディア系の学校でした。日本で大学を出てからフリーターしてて、大学在学中はDJやったり企画をずっとしてたんですけど、2001年にドイツからDJと音楽家を呼んでYELLOWでイベントやって。その時に赤字になっちゃって、自腹7、8万円ぐらい出して。それが壁だったんです。元々は自分がDJする場をつくるためにオーガナイズもやってたのが、ある一定以上の大きさのものを企画しようとすると、自分を押しやって企画者としてやっていくしかないし、やりたくない付き合いもしないといけないし、その上で赤字も背負ったりして。そのときに、「やっぱりものをつくりたいな」と思ったんです。でもそれまでDJ以外のものづくりってしたことなかったから。それで調べてたら、当時ニューメディア系の学校はポートフォリオとか成績もあまり関係なくて。

山本:え、そうなんですか(笑)。

dj sniff:日本ではその頃、IAMASができたぐらいのときで、あんまりニューメディアの学校がなかったんです。それと、海外にも出たかったので、アメリカの学校調べて、NYの学校に入って。そこから、自分で音楽も作る。DJだけじゃなくて、ライブみたいなことをしてみようと思って。それからは、作家としてしばらくやっていこう、と思っていました。でもオランダ行ってからの仕事が「企画と運営」だったんですね。それで、また企画もやっていった、という。自分にとっては、オーガナイズやキュレーションも、音楽を作る活動と一緒ですね。結局、企画することをやらなくなったら、どうしても企画をやりたくなって。


4月末にdj sniffが大友良英氏を香港に招聘。何本か行なわれたうちのパフォーマンスのうちのひとつ。dj sniffと大友良英氏によるインプロヴィゼーションパフォーマンス。

オランダ在住時代の話「日本と真逆。」

山本:(出てきた料理を見て)あ、これ美味しそうですね。

dj sniff:実は、オランダ離れたのも、最終的には飯がマズいことが原因で出た気がしますね。飯がマズいっていうか、飯食うことに興味がない国の人たちとは気が合わない(笑)。