アップリンクでOffshore連続企画。第一弾は台湾サウンドアートイベント失聲祭meets住み開き!

Offshoreより年末のご挨拶と2012年からスタートする連続企画のお知らせです。



2011年、Offshoreを運営しております山本佳奈子はいろんなアジアのクリエイターや日本からアジアに発信するクリエイターに出会い、話し、共感し、言葉に表しがたい素晴らしい経験をさせていただきました。インタビューさせていただいた皆様、また、ご協力頂いた皆様本当にありがとうございました。
そして来年からも今年お会いしたクリエイターの皆様の活動をOffshoreにて追い続けていきたいと思っております!

2012年1月より、このOffshore-Media and Culture Center-というwebの記事をベースに書きながら、イベントも企画制作していく予定です。
まずは、私が『アジアンカルチャー探索ぶらり旅』という連載を書かせていただいていたwebDICEの運営元、東京渋谷のUPLINKで連続企画をスタートさせます。

2011年のあいだにも、数回トークイベントを開催させていただきました。
インターネットで情報が手軽に入るようになった時代、とにかく伝わる速さと広さを考えればwebで発信することが圧倒的に有利です。ですが、webというメディアでは伝わらないこともあります。
人と人が実際に出会って話をしたとき。居合わせた他人と一緒に何かを見たり聞いたりするという状況。そういった臨場感はそれぞれの感性を鋭くさせるため、その場で受け取っていただくものも、さらに大きく深いものになります。
実際に、神戸と大阪で開催させていただいた小さなトークイベントでは、アジア現地の雰囲気や感覚をwebで読む記事以上に感じ取っていただけたと思いますし、さらにそこで生まれる会話により私も参加者のみなさんも面白い情報交換ができました。
2012年は、アジアのまだ誰も知らない刺激的なクリエイティビティを、「web+リアルな場」という形で、さらにわかりやすく皆様にお届けできればと思います。

では、まずは2012年1月31日に行なわれる第一弾企画の詳細情報です。
今回はゲストに『住み開き』という言葉を提唱されているアサダワタルさんをお招きします。私山本も、アサダさんも大阪在住でありながら東京でトークをします。さらに、今回のお題は台湾のサウンドアートイベントについて。まさにオフショア(※外海へ向かうという意味)な第1回目となります。ぜひお越し下さい!

text by 山本佳奈子



Offshore presents
シリーズ・映像でめぐるアジア


“台湾のサウンドアートイベント『失聲祭』を見る” meets 住み開き!
ー台湾のアートの現場から、場づくりのアイディアをー


日時
2012年1月31日(火)
19:00開場 19:30スタート(約2時間)

料金
1500円(前売り予約)
1800円(当日)
1300円(UPLINK会員価格)
※すべて1drink込

>>>前売予約はinfo.offshoremcc@gmail.comまで。

場所
UPLINK FACTORY
〒150-0042東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F
tel.03-6825-5502 / http://www.uplink.co.jp/

ナビゲーター
山本佳奈子(Offshore)

ゲスト
アサダワタル(日常編集家・事編kotoami代表・『住み開き 家から始めるコミュニティ(筑摩書房)』著者)

facebookイベントページはこちら!

>>>2011年5月の失聲祭、アーティストトークの様子。


>>>失聲祭4年間のダイジェストとも言えるドキュメンタリー。英語字幕付き。

日本人の海外旅行先として大人気の台湾。しかし現地のインディペンデントなアート・カルチャーの動きを知る人は少ない。今回のイベントでは、『失聲祭(英名:Lacking Sound Festival)』という台湾のサウンドアーティストがたちあげた小さなイベントを紹介します。
蛍光灯とレーザーとノイズサウンドを使ったインスタレーション、パフォーマンスを台湾・海外で行なう台北在住のアーティストYAO,Chung-Hanや、数名のサウンドアーティストによって2007年より始まった『失聲祭』。毎月行なわれるこのイベントの最新記録映像(2012年1月6日開催分)をアップリンクファクトリーで上映。上映終了後、山本佳奈子の現地レポートをお伝えし、ゲストのアサダワタルさんとトーク。台湾のアーティストが、自分たちの表現する場について問題意識を持ったことから始まった『失聲祭』のパフォーマンスやイベントづくりについて紹介し分析します。トークでは、台湾のYAO,Chung-Hanや失聲祭スタッフたちとSkype中継し、簡単なQ&Aも行ないます。ゲストのアサダワタルさんも台湾のYAOも、自らアーティストでありながらアートの現場づくりを積極的に行なっています。アサダさんの提唱する『住み開き』とは、自分が「ひらいてみる」ことによって他者と繋がっていこうとする動き。「台湾のアートにはもっと会話が必要」とアーティストトークを重要視する『失聲祭』と共通性があります。『失聲祭』を見て、ディスカッションをして、日本のアート・クリエイティブの現場に柔軟なアイディアをもたらします。
失聲祭web site http://lsf-taiwan.blogspot.com/

アサダワタルさん著書の『住み開き 家から始めるコミュニティ』(筑摩書房)は2012年1月12日発売!
“お店でもなく、公共施設でもなく。無理せず自分のできる範囲で好きなことをきっかけに、ちょっとだけ自宅を開いてみる「住み開き」。そこから生まれるコミュニティは、金の縁ではなく、血縁も地縁も会社の縁をも超えたゆるやかな「第三の縁」を紡いでくれるはず。本書では全国の住み開き実践者たちのエピソードを紹介しながら、これからの日本の日常生活における自己表現の未来、無縁社会やソーシャルメディア時代通過後のコミュニティの未来を探ります。本書を通じて一人でも多くの人たちが気軽に住み開きを試したり、自分たちが暮らすコミュニティの価値観をユニークに捉え直すきっかけを作れたら本当に嬉しいです。(著者 アサダワタル)”



山本佳奈子 プロフィール
ライター。1983年兵庫生まれ、尼崎育ちの尼崎市在住。現在28歳。初めての個人旅行は高校3年のときにひとりで訪れたジャマイカ首都キングストン。高校卒業後、音楽系専門学校に通い、バンド、DJ活動と並行してライブハウス・クラブなどで働く。23歳の頃に音楽に関わる活動をすべてストップし、秋冬のあいだは地元で働き、春夏の頃に海外や日本の地方を旅する生活を4年ほど続ける。日本の情報鎖国状態に問題意識をおぼえ、アジア旅行で現地の若いクリエイター達の情熱や柔軟性に感動したことから、アジアや海外の最先端アートやアンダーグラウンドカルチャー情報を発信するサイト『Offshore』をたちあげる。現在はプロ写真プリントの会社でアルバイト勤務をしながら、アジアの最新カルチャー情報を収集・発信しつづける。
アップリンクが運営するサイトwebDICEにて「キューバ紀行」「アジアン・カルチャー探索ぶらり旅」を連載。
Offshore http://www.offshore-mcc.net/

アサダワタル プロフィール
日常編集家。1979年大阪生まれ。音楽構成・演奏、文筆、文化プロジェクトの構想・演出、大学講師・各種講演など、幅広いアウトプットで活動するクリエイター。2002年、バンド越後屋のドラマーとして、くるり主宰レーベル「NMR」からのCDリリース。2003年以降、ソロ名義である大和川レコード、ユニットSJQ(HEADZ/cubicmusic)にてライブやCM・映画での演奏、国内外でのCDリリース多数。あわせて、表現活動を“音”から“場/事”に拡張し、遊休施設や寺院、住居や店舗などを活用したコミュニティスペースの演出にも関わる。近年は自宅の一部を他者に開放する「住み開き」を提唱。著書に「住み開き 家から始めるコミュニティ」(筑摩書房)、「編集進化論 editするのは誰か?」(フィルムアート社/共著)など。神戸女学院CDP、立命館大学映像学部非常勤講師。
http://kotoami.org/

YAO, Chung-Han プロフィール
1981年台北生まれ。サウンド・インスタレーション・ライブパフォーマンスを軸としたアーティスト。YAOの作品が見せる光(蛍光灯やレーザー)と音の対話はオーディエンスの身体感覚を呼び覚ます。台北市の南海藝廊で開催される「失聲祭(Lacking Sound Festival)」のオーガナイザーの一人でもあり、失聲祭は台湾の若いアーティストに発表のチャンスを与え、より多くのオーディエンスに新しいメディアアート体験をさせている。ヨーロッパ、韓国、中国、香港、NY、日本などでもインスタレーションやパフォーマンスを行なう。日本では、NTT ICCでの「エマージェンシーズ!014」(2010)「福岡アジア美術トリエンナーレ」(2009)などに参加。
http://www.yaolouk.com/
Offshore: 台湾を代表するサウンドアーティスト・YAO, Chung-Han 姚仲涵 インタビュー【失聲祭を続けてきたことによりオーディエンスが「どう音を聴くのか」「どう音について考えるのか」それぞれで考え理解しつつある】
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