香港のmy little airportのあの曲はなんと歌ってる?

香港のデュオmy little airport。いつも素敵なミュージックビデオを見せてくれる彼らの曲。
香港なので広東語で歌う彼らだが、さて、なんと言っているかわかるだろうか?






阿Pの書く歌詞で香港社会を理解できるのではないかと思うほど、いつもたっぷり社会風刺されている。それでいて、ユーモアにも溢れている。
そう、香港人の得意なことは、ユーモアや自ら楽しむことを忘れずに、しっかりと社会や政治に対して発言すること。

ある日、facebookでこの曲の歌詞の意味が知りたいと書くと、香港で広東語ー英語の翻訳を仕事としながら日本語も堪能なElbeが訳してくれた。こちらにシェア。
少し日本語ネイティブチェックをするべきかと思ったが、ニュアンスが変わってしまうとまたもったいないのでElbeの訳をそのまま掲載する。

「公司裁員三百人」
「会社が300人を削る」


リストラの風がまた吹き出した
今回300人も首になるという
しかし、職員の態度がもう変わった
自分がリストに入ってないんだったら困ると
リストラは噂だけじゃないかと
夢が叶わないじゃないかと心配している

彼らが企業の爪から逃げたい
ここには長く居ようとはしない
さっさと離れて一ヶ月分の賠償金が欲しい

入社してから3年で、給料が月に一万香港ドルにしか上らない
会社での噂だと
夜中になると、階段の角に
バンド4人が幽霊のように現れ
曲が人を感動させるけれど

私を首にしてよ、私を首にしてよ
だけど毎回違う人を首にしたよね
首になった人は皆悪くないのに
私を首にしてよ、私を首にしてよ
だけど毎回違う人を首にしたよね
私こそ一番辞めさせられるべきなのに


つまりは、賠償金がもらえるので早くクビにされて辞めたい。そういった若者が今香港で増えているんだとか。
東京よりも家賃が高いと皆が嘆く、香港不動産問題。6月30日、現職香港行政長官ドナルド・ツァンが任期満了。これからの香港、さてどうなるだろう。

六四(天安門事件のあった6月4日に行なわれる大集会)はあと一週間後に迫っている。

text by 山本佳奈子