【Release Info】The Observatory『OSCILLA』



Subterfuge(15th +16th August 2014 Oscilla Launch Concert) from The Observatory on Vimeo.


Oscilla - The Observatory from The Observatory on Vimeo.

東南アジア孤高のオルタナティブ・ロックバンドThe Observatory。2013年来日ツアーでは、ヘヴィでサイケデリックなサウンドを聴かせてくれた。前作『Catacombs』から約2年半。中毒性のあるビートとノイズは、さらに彼らの音楽を原始的な表現へと導き進化させた。帯ライナー付国内仕様盤として日本で2014年10月1日リリース決定。日本仕様ライナーノーツではOffshoreによるバンド解説と以下の大友良英氏のコメント、全歌詞和訳を掲載。まずは、動画をぜひご覧下さい!

diskunion
http://diskunion.net/rock/ct/detail/AWY140904-OV1
TOWER RECORDS
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シンガポールでユエン・チーワイに初めてあったのは2007年。それ以来わたしは彼の大ファンというだけでなく、アジアの音楽家同士のネットワーク作りに熱心に動いている彼の行動そのものにも深い敬意と興味を持ちつづけている。その彼がオレに紹介してくれたのがThe Observatoryのコアメンバー、レスリーとヴィヴィアンだったのだ。
2009年彼等を含む多くのアジアのミュージシャン達を東京に呼んでのセッションは今でも忘れられない。最高の音楽に最高の打ち上げ、そして大赤字。それでも、こんな連中とずっとツアーやってたら幸せだよなあ・・・スカイツリーが出来る前の明け方の浅草をみなで歩きながら、そんなことを思っていた。
2011年の東日本大震災で、アジアとの交流が中断していたわたしにに声をかけてくれたのも、あのとき呼んだ連中だった。ソウル、北京、上海、香港・・・少しづつ、アジアとの付き合いが戻って来た。そして2014年の1月、レスリーやヴィヴィアン、チーワイ達のやってるシンガポールのフェスに誘われたのだ。嬉しかったなあ。でも、どうしてもスケジュールの都合がつかないオレは行くことが出来ず、そのかわりというわけではないけど、少したってチーワイからおくられて来たのがこのアルバムだったのだ。ここでは新たに彼もThe Observatoryのメンバーに加わっている。
なにかが動き出している。彼等だけじゃなく、アジアのいろいろなところで何かが動き出している。このアルバムの音からも、そのことが伝わってくる。彼等の音楽はそんななにかを敏感に受け取るアンテナのようだ。耳をすませ!体を動かせ!
2015年1月、再び彼等からシンガポールのフェスへの参加依頼が来ている。今度こそ行ける。今から明け方のシンガポールの街を彼等と歩くのを楽しみにしている。

── 大友良英 




前作『Catacombs』(*地下墓場の意味)から約2年半。まずは彼らの新作リリースを、一人のファンとして、心の底から祝福したいと思います。
亡霊や怨念のようなものと向きあって、その実態のないものが一体何なのか、突き詰めたアルバムが、前作でした。今作が届き、再生した瞬間、とてもうれしくなりました。相変わらず不協和音を多用し重いサウンドではあるけれど、非常に前向き。彼らは、やっと地下墓場から這い上がり、この世の騒乱と向き合い戦うことを決めたのだと。歌詞に現れるあからさまな言葉からも一目瞭然です。「God is such a mind fuck. God is dead.」とも。ここまでストレートに怒りを表した彼らに、一体何が起こったのか。この中毒性、疾走感あふれる新作を聴きながら、何度も何度も想像しています。
〜中略〜
311以降、例に漏れず不穏な動きの耐えない日本。今作『Oscilla』は、私たちが立ち上がるまでのステップのなかで、何かヒントになるような気がしてなりません。

── Offshore 山本佳奈子 
※全文は国内仕様盤付属のライナーノーツにて掲載


Distilled Ashes (Oscilla Black Axis recording sessions) from The Observatory on Vimeo.


The Observatory 2014 - Dan Yeo, White Room Studio MED




In the face of power

Do you crumble or do you honestly express yourself?




『OSCILLA』 The Observatory
トラックリスト(全4曲、39分30秒)
- Ⅰ -
Subterfuge
Oscilla
- Ⅱ -
Autodidact
Distilled ashes

国内盤(帯ライナー付国内仕様盤)はCDフォーマットのみ
ポスター、ライナーノーツ、日本仕様ライナーノーツ(訳詞・解説)付属


──Synopse──
OSCILLAとは、不完全なあの時に見た、ゆらゆらと揺れるイメージ。
目に見えない獣はそこを彷徨い、私たちはその足取りを具現化した。
形なく、つかみどころのないもの。
それは、もしかすると新しい希望の形なのかもしれない。

The Observatoryのサウンドはよりリズミックに変化を遂げ、
スペイシーなシンセベース、電子ノイズ、狂気的なギターが前面に出た。
重々しく、独特なリフが何度も打ち鳴らされる。
まるで、事実を何度も突きつけられるかのように。
ノイジーでありながらロック、そしてメランコリック。

騒乱に向かう世界。分け隔てられていく世界。
時代が変わり、弾圧するものはファシズムでも政治でもないのかもしれない。
ただ、そこには巨大な力で世界を押さえつける何かが存在し、
そこにはまた、新しい方法で抵抗の戦略を練る者たちが存在する。

Music composed and performed by The Observatory
Lyrics by Leslie Low

Cheryl Ong – Drums, Percussion
Dharma – Guitar
Leslie Low – Guitar, Vocal
Vivian Wang – Synth Bass, Keys, Percussion
Yuen Chee Wai – Synth, Electronics

Recorded live at The Black Axis, Singapore, May 2014
Engineered by Johnny Sarcophagus
Mixed by Leslie Low
Mastered by James Plotkin
Concept and direction by The Observatory
Photography by Philipp Aldrup
Typography by Yuen Chee Wai
www.theobservatory.com.sg
www.facebook.com/theobservatory

The Observatory BIOGRAPHY

「展望台」の意をもつ、Observatoryという言葉。The Observatoryというバンドは、騒乱の世界を展望台から客観的に眺めているのではない。世界を眺め、当事者として、彼らの音楽でもって立ち向かう。

音楽ビジネスが経済バブルにより猛スピードで進化してきたシンガポールと周辺地域。凡庸なカテゴライズや、ビジネス主体のレーベルからいちはやく抜けたThe Observatoryは、ジャンル、形態、演奏方法などという無意味なボーダーを超越し、常にエクストリームな表現に情熱を傾ける。結成して12年間のうちに5枚のアルバムといくつかのスピンオフ作品を産み出してきた。
メンバーは、誰よりも音楽を聴くことを愛してやまない音楽ファンでもある。私たち日本の音楽ファンと同じく、アメリカやヨーロッパのインディーズや往年のサイケデリックロックも消化してきた。さらに、東南アジアの古来から伝わる文化芸術や、前衛音楽からもインスピレーションを受けている。それらを見事に撹拌し、新しいオリジナルの音楽へと調合していく。異なる分野のアーティストとの共同制作にも積極的で、あらゆるアートプロジェクトにも参加してきた。常に音を探求することに貪欲で挑戦的。今までもそうだったように、今後、彼らがどのような音楽を作っていくのか、彼ら自身も予測できない。

近年の主な活動
2014年8月15〜16日『Oscilla』発売記念ライブ at The Substation
2014年6月『THE TRANSITIONS TOUR』
MoE (ノルウェー)とタイ、ベトナム、台湾、シンガポール、マレーシア全8都市でライブを開催。
2014年4月 MoHa!、Horacio Pollardのシンガポールライブを企画・共演
2014年1月 自主イベントPlayfreely+開催 (アジア各国から約30組の実験音楽家を招聘。)
2014年1月 シンガポールで開催されたLaneway Festivalに出演。(DAUGHTER、James Blakeなどと共演)
2013年9月〜12月『INCANTATIONS ASIA TOUR』開催
(マニラ、北京、香港、深圳、上海、ソウル、釜山、東京、名古屋、浜松、京都、大阪など全16公演)
2013年春 オランダ、ドイツ、イタリアツアー敢行。
2011年冬 インドネシア バリ島にて伝統音楽リサーチ
2011年秋 ノルウェー6都市をめぐるツアーを敢行。



音源に関するお問い合わせは info.offshoremcc@gmail.com まで。